フランス料理

《閉店》【福岡市博多区 フランス料理】「Giardino(ジャルディーノ)」個室でいただく新しいスタイルのレストラン

ペパロニ

「和フレンチ「久遠(くおん)」となって生まれ変わっているようです。
場所も移転しています。

こんにちは、ペパロニです。

コロナ禍でもあり、SDGsが謳われる中、新しい形でいただく、とっても素敵なフランス料理のお店に行ったのでご紹介します。

※SDGs・・・エスディージーズ。持続可能な社会を目指す取り組み。フードロス問題などをなくして地球に優しい環境を取り戻そうという働き。

JR博多駅近くの、西鉄(福岡の鉄道会社)が経営しているホテル「クルーム博多」の2階にあるフレンチレストラン「Giardino(ジャルディーノ)」です(ホテルに入らず、レストランにまっすぐ行くことが可能)。

レストランに向かったものの、3つのレストランの入り口が1つになっていて最初戸惑いましたが、それぞれが独立したレストランで、個室や座席を共同で使うという新しいスタイルだったのです。(WEBサイトもそれぞれ独立している)

フレンチの「Giardino(ジャルディーノ)」と、和食の「福鈴(ふくすず)」、しゃぶしゃぶ割烹の「嵐山桜(あらしやまろう)」が入っています。

コロナ禍で、お客様が少ない中、料理のジャンルごとそれぞれに1軒ずつお店を構えていたら、なかなか席が埋まらない。

そこを、個室を共同で使うことにより空席率は少なくなり、お客様は他の人が見えないので「フランス料理のお店に来た」という気分を保てます。すごい、いいアイデア♪

キッチンも1つだったようなので、それぞれの料理のメインのシェフはいるにしろ、同じ食材をそれぞれのコースに使っているようです(「Giardino」と「福鈴」は共同でした。嵐山桜は別)。

それだったら、注文がなくて捨てざるをえない食材も少なく、地球にもお店の経営にも優しい。

こういうスタイル、増えていくかもしれませんね。

農業も最近増えているようですが、レストランも違うジャンルのシェフが集まって共同経営する方が、効率いいし、休みも取りやすいかもしれません。

新しいスタイルに加えて、ここで出されたフランス料理のフルコースも美しく、美味しかったので、行ってみてくださいね。

「Giardino(ジャルディーノ)」コース料理の1つ1つが美しく、美味しい

フランス料理のフルールコース8,800円に、飲み放題(2時間)プランをつけたコースにしました。

⇧飲み放題のメニューです。

飲み放題プランは、1名様あたり1,650円。

ソフトドリンクは400円~、カクテルは700円~なので、お酒を3杯以上飲む人は飲み放題をつけた方がいいでしょう。

飲み放題は90分制で、お席の利用は120分。

ラストオーダーは、飲み放題終了である1時間半後(お席利用終了の30分前)にスタッフが来ます。

その時に頼むドリンクは1人1杯です(まとめて頼む人がいるからでしょうね笑)。

⇧お箸も最初から用意されているので、気軽にフランス料理を味わえます。

前菜 

色とりどりの前菜

⇧上の左から、じゃがいものムース、きのことトマトのマリネ、生ハムと梨のワインゼリー添え。

左下から、カマンベール(チーズ)のカナッペ、キッシュ。

一番珍しかったのは、「生ハムと梨のワインゼリー添え」。

下にワインゼリーが入っていて、プルプルを味わいながら、梨がシャキッ。甘い梨に生ハムの塩味が効いておつまみのようでもありデザートみたいな一品、美味しかった。

⇧アボカド入ビスクのムース。

※ビスク・・・甲殻類を煮込んだスープのことで、裏ごししたロブスターなどのクリーム状のフランスのスープ。

黒い食器に、鮮やかなオレンジが映えます。

上に飾ってあるお花も「食用」なので食べれます。

ビスクにすりおろしたアボカドを入れて固めたムースらしい。

濃厚なエビやカニの味が凝縮されているけれど、冷たいのでプリンのようにあっという間に食べれます。これも美味しかった。(ドリンクは、カンパリオレンジ)

プチメイン「鴨胸肉のロティ いちじくのバルサミコソース」

これがメインと思ったら、これは前座のプチメインだった。

「鴨胸肉のロティ いちじくのバルサミコソース」。

※ロティ・・・オーブンを使って焼き上げる方法

いちじくが秋を感じさせてくれます。バルサミコ酢を使っているけど、いちじくの甘みでそこまで酸っぱくないのも食べやすい。

※バルサミコ酢・・・イタリア特産のブドウを原料にした酢。

鴨肉が表面はパリッと焼けてて、中も歯ごたえがあり、美味しい。

⇧上に載ってるのはごぼうの素揚げ。パリッとして美味しかった♪(ドリンクはカシスオレンジ)

メイン [魚] 「魚介のカチュッコ」

このコースの「お魚」のメインは、「魚介のカチュッコ」。

カチュッコって初めて聞いたので、運んできたスタッフに2回聞き直した笑。

「カチュッコ」とは、南フランスの魚介のスープ「ブイヤベース」に似たようなもので、ブイヤベースはマルセイユの漁師飯、「カチュッコ」はイタリアのトスカーナ地方の漁師飯です。

「ブイヤベース」はサフラン(花のめしべ。パエリアにも使う香辛料)と煮込むのに対し、「カチュッコ」はトマトソースで煮込むらしい。

このエビがトマトソースが染み渡ってて美味しかった~♪

ムール貝も大好きなのでたまりません♪

⇧エビと貝のだしがたっぷりの美味しいカチュッコのスープ。

お皿を持ち上げて飲み干したい気分になるくらい、美味しかった。

「カチュッコ」の美しい盛り付け。

メイン [肉] 「子羊のグリル グリーンマスタードソース」

お肉のメインは2種類あり、私は「子羊のグリル グリーンマスタードソース」を選びました。

またこれが美味しかった・・・・。子羊が柔らかくて美味しい。

青唐辛子のピリッとしたソースにつけても、お皿にアートみたいに描かれたお塩やマスタードにつけても美味しい。

上の葉物野菜がちょっとくたびれてるけど、まあいいでしょう笑。

お肉のメインについて来たのは「全粒粉(ぜんりゅうこ)パン」。これも美味しかった♪

全粒粉・・・小麦の皮や胚芽なども取り除かず製粉したもの、玄米より食物繊維が豊富。

ソースやお塩につけながら食べても美味しい。

メイン [肉] 「牛ほほ肉の赤ワイン煮」

⇧こちらは、2種類のどちらかを選べるもう一方の「お肉」のメイン、「牛ほほ肉の赤ワイン煮」(一緒に行ったパートナーのもの)。

下に敷いてあるのはマッシュポテト。

「牛ほほ肉赤ワイン煮」は甘く優しい味なので、こちらも美味しかったけれど、お酒を飲む人には、「子羊のグリル」の方をオススメします♪ 

デザート 

⇧デザートはバースデープレートのため、このコースを頼んだ人が同じ内容かは定かではあないけれど、定番で安心できるラインナップです。

左からクリームブリュレ、カシスのソルベ、レアチーズケーキにフルーツ。

もう、この頃にはおなかがいっぱいでしたが、デザートもとっても美味しくいただきました。(ドリンクはグレープフルーツジュース)

⇧やはり締めはコーヒーじゃないと気がすまないので、おなかがいっぱいだけど、コーヒーもオーダー。

このコースで、私が一番お気に入りだったのは、「魚介のカチュッコ」でした。本当に美味しかった。

全部美味しいし、盛り付けもゴージャス。そして、お店のスタッフも丁寧でいい時間を過ごせました。

コースは季節ごとや入る材料によって、月ごとに少し変わるようなので、お店のWEBサイトか、直接問い合わせてみてくださいね。(この記事のコースは8,800円の月替りコースです)

「Giardino(ジャルディーノ)」お店のようす

福岡市民の足、「西鉄バス」や「西鉄電車」の会社「西鉄グループ」が運営するホテル「クルームホテル博多」の2階にあります。(1階はローソンが入ってます)

入り口までの行き方

博多駅側から向かってホテル正面の1階にあるローソンの左側に、レストランに直接行けるエスカレーター(左)があるので、上ります。(右側はホテルのフロントへのエスカレーター)

⇧エスカレーターの横に設置してある看板。

⇧エスカレーターを上ると、すぐ入り口です。

入り口

エスカレーターを上がった正面の壁にある表示

3つのレストランが、お部屋を共有しているので、入り口は1つです。

フランス料理の「Giardino(ジャルディーノ)」、和食の「福鈴(ふくすず)」、しゃぶしゃぶ割烹の「嵐山桜(あらしやまろう)」が入っています。

⇧エスカレーターをあがると、この入口があります。レストランは左側です。

⇧右側はホテルの宿泊者用の出入り口。宿泊者もこのレストランで朝食をいただくので、ホテル側からまっすぐ来れるようになっています。

レストランの入り口。3つのレストランが同じお部屋を共有してるなんて知らなかったら、自分の予約したレストランはどこなの?と不安になりそうな、何も表記がない入口です笑。

廊下

まずは、ここで靴を脱ぎます。

フランス料理で靴を脱ぐと思ってなかったので、ちょっとビックリ(和室もあるからでしょうね)。

入ったらすぐスタッフの方が出迎えに来てくれます。

これは一番奥から入り口を見た様子。すべて個室になっています。

「洋食」を選んだお客様は入り口に近い方の個室、「和食」や「割烹」のお客様は宴会が多いためか、奥の方の個室になっています。

大人数の宴会と隣合わせだと、フランス料理のコースもしっとりと味わえないから、そういう配慮も嬉しいですね。

個室のようす

私が通されたのは「洋食」用の個室のため、テーブルと椅子のセットになっていました。

「和食」を選ぶと、掘りごたつ式の和室の個室になります。

和室の床に座るのが辛い人は洋食用の個室に変更してくれるかもしれないので、お問い合わせをしてみてください。

こういう時、お部屋を共有するスタイルだとフレキシブルにできそうなのもいいですよね。

個室にそれぞれ窓があり、ハンガー掛けもあります。

「和」でも「洋」でもいけるインテリアというのも考えられてますよね。

壁は引き戸で仕切られているので、人数が増えても対応可能なようです。

家族が集まる食事会(結婚の家族の顔合わせや還暦祝いなど)にも使いやすそう。

4名の個室を2人で使わせていただきましたが、コロナ禍では、「個室」って本当にありがたい。

お酒をいただくようなレストランでは、酔っぱらいタイムになってくると、みんな声が大きくなり、マメにマスクもしなくなってくるので、隣の人の飛沫が気になってくる。

でも個室であれば、そこが安心です。フランス料理であっても写真撮りまくれるのもいい笑♪

エアコンも、風が行き渡るように個室と個室をまたがった部分に取り付けてある。

個室でも天井が開いているのは、風通しがよくていいですよね。

大人数のお部屋のようす

こちらは、大人数の洋食用のお部屋。

ホテルの朝食会場にもなっていて、企業のランチミーティングにも使えそうですね。

トイレのようす

トイレは一番奥にあります。

ちょっと段差があり、下に下がっているので、車椅子の人は難しそうな作りです。

あと、酔っぱらいの人もつまづきそうで笑、ハードルが高いトイレだったので、載せてみました。

⇧トイレの鍵も閉まったか、閉まってないかわかりづらい様式になっているので、左側の隙間の突起がちゃんと出ているかを確認しましょう。

⇧トイレに行く時など部屋を出る際に必ず見てほしいのが、個室の入り口にあるマークです(⇧○の中の)

部屋ごとにマークがついています(この部屋はもみじ)。

これを見忘れると、同じような個室が並んでいるので、部屋に戻れなくなります。

いずれにしても、ベロベロに酔うのは避けた方がいいようです笑。

「Giardino(ジャルディーノ)」の情報

店名「Giardino(ジャルディーノ)」
住所〒812-0011 福岡市博多区博多駅前1-17-6 西鉄ホテルクルーム博多2F
TEL092-432-7612
営業時間11:30~14:30(L.O14:00) 17:30~23:00(L.O22:00)
定休日なし
席数/禁煙洋個室(4名席)☓5、洋大人数個室15名
和個室(4名☓1)(6名☓2)和室大広間(4名☓2、6名☓2)
和大人数個室12名 (個室も連結可能)
支払い方法現金/PayPay/各種クレジットカード
WEBサイトWEBサイト (WEBサイトから予約可能)

JR博多駅から徒歩5分。

ホテルのパーキングは、宿泊者で埋まっている場合あり(1泊1,500円)。

向かい側に大きな立体駐車場(交通センター前パーキング 1時間200円)があるので、そこを利用するといいでしょう。

⇧目の前にある交通センター前パーキング(左に見えるのがGirdinoが入ってるホテルクルーム)